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NEWS

2019年度 教育の質向上サイクル推進助成(Education Enhancement Cycle Grant:EdCycle Grant)の募集について

概要

2016年度より開始した本学の教育改革は,その準備期間を加えれば,目標の設定や計画から実際に展開する段階を経て,着実に実施しながらも内容の検証や評価を実施する時期に入ってきています。すなわち,当初の目標や計画と実行を照らし合わせながら実施内容を再確認(修正)するといった,教育の質向上サイクルの構築が求められています。

そこで,『学生が自ら学び考える教育』を目指す本学の教育改革をさらに推進するために,学生が主体的・発見的に学修へ取組むことで創造力を育んできた創造性育成科目群*による創造性育成教育の実績と,アクティブ・ラーニングによる授業実践を試みたいという教員への支援(アクティブ・ラーニング支援制度*)を発展的に統合した助成制度を始めることとしました。これにより,「Student-Centered Learningの実現」を強く後押ししたいと考えています。

*創造性育成科目:2004年度より学部・大学院において学生の能動的・発見的な学習を促す科目の認定及び選定(選定された科目には経費支援有)の制度を導入。
*アクティブ・ラーニング支援制度:2016年度より教育革新センターが始めた制度。

本助成(以下,「EdCycle Grant」)は,本学における教育の質向上に資する意欲的な取組みを支援することにより,教員及び組織のもつ教育力を活性化し,本学の教育改革を加速することを目的としています。

1. 対象事業

本学が中期目標・中期計画で掲げる教育に関する目標・計画の達成に貢献する部局等の主体的な取組みを対象とします。特に本学が掲げる「Student-Centered Learningの実現」に資する取組み内容で,全学的な波及を見据えたものであることが望ましい。

本助成をステップに新たな展開を構想する取組み,これまでの実績を踏まえて更なる充実を図ろうとする取組み,いずれの申請も対象とします。

【取組み例】
(例示にとらわれず,意欲的で教育課程,教育方法,教育内容にインパクトを与える取組みを歓迎します)
○ 学生の主体性・創造性を育む取組み
○ 新たな教育方法を展開する取組み(アクティブ・ラーニング,協働・協調を活かした学修,ケースメソッドによる学修,課題に基づいた学修,地域社会と連携した学修,TAを活用した学修など)
○ 授業等で動画を活用する取組み
○ 反転授業を導入する取組み(新たな教材作成など)
○ 学生の自学自修を推進する取組み(「学びの7か条」の具体化,相談室の強化など)
○ 授業の英語化に資する取組み(FD実施などを含む)
○ 他大学や企業とのコラボレーションを推進する取組み
○ カリキュラム改善を推進するための調査・分析

2. 申請者等

申請者は,下記に示す組織(以下,各部局等と呼ぶ)の長とします。応募する取組の実施(企画・計画,実行・運営,検証・評価等)に責任を持つ常勤教員を取組責任者とします。

・各学院
・リベラルアーツ研究教育院
・附属図書館
・共通教育組織(リーディング大学院教育課程,教養科目群実施委員会含む)
・共通支援組織

3. 採択予定件数

3~5件程度

※ 全体の予算規模にあわせて調整を行う場合があります。

4. 助成期間

助成期間は原則,申請年度の次年度4月からの2年間とします。

5. 助成額

1 件あたり,50~120 万円/年度とします。各部局等は,当該助成額の30%以上を拠出してください。例えば,助成額が 120 万円の場合,当該部局等からは 36 万円以上を拠出することになり(外部資金(研究目的除く),企業等からの寄付金も可),156 万円/年度の事業規模を展開することができます。

但し,次に示す部局等は拠出の必要がありません。

・リベラルアーツ研究教育院
・附属図書館
・共通教育組織(リーディング大学院教育課程,教養科目実施委員会含む)
・共通支援組織

6. 審査方法

教育・国際連携本部の教育推進部門に設置する「EdCycle Grant実施委員会」が,各部局等から提出された申請書を審査し,採否及び助成額の審査結果について教育・国際連携本部へ報告し,教育・国際連携本部が決定します。

採択審査は,申請書による書面審査を行い,必要に応じてヒアリング審査を行います。

7. 審査の観点

本助成の目的に照らして次の観点を踏まえ,総合的に審査します。
○ 本学における教育改革の方向性を踏まえて,それを加速する取組みとなっているか。
○ 教員及び組織のもつ教育力を活性化する取組みとなっているか。
○ 全学的な波及を見据えた取組みとなっているか。
○ 各部局等における質向上サイクル推進の一翼を担う取組みとなっているか。

8. 採択後の評価

【中間評価】

助成期間の初年度終了後に,「EdCycle Grant実施委員会」は,採択取組みの進捗状況を確認し,より良い成果が生まれるよう,中間ヒアリングを行います。

なお,採択取組みは,その中間成果を,教育革新センターが主催するシンポジウムで報告することとします。

【事後評価】

助成期間の終了を受けて,「EdCycle Grant実施委員会」は,採択取組みの達成度を確認し,質向上サイクルの推進が図られるよう,事後ヒアリングを行います。

なお,採択取組みは,その成果を,教育革新センターが主催するシンポジウムで報告することとします。

9. 応募方法

応募を希望する場合は,下記の「申請書1」及び「申請書2」を〆切までにメールでご提出ください。

【応募〆切】

2018年12月25日(火)12:00

【提出先】

学務部教務課教育企画グループ kyo.kyo[at]jim.titech.ac.jp ( [at] を @ に置き換えてください)

【公募要領,申請書,Q&A集はこちら】

《 以下の公募要領等は、学内限定でダウンロード可能です。》

公募要領【PDF】

申請書1【Word】

申請書2【Excel】

Q&A集【PDF】

10. 審査結果通知

審査結果については,1月上旬を目途にお知らせする予定です。

11. 担当事務(お問合せ)

学務部教務課教育企画グループ(岡村,伊藤)

内 線:7603

E-mail:kyo.kyo[at]jim.titech.ac.jp ( [at] を @ に置き換えてください)