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2022年度教育革新シンポジウム 開催報告

教育革新センター(以下,CITL)は,2022年1月26日に2022年度教育革新シンポジウムを開催しました。

今年度のシンポジウムでは,「未来社会の柱となる博士学生の育成を目指して」をテーマに,学外から登壇者をお招きして大学院生の教育能力の開発を議論しました。現地会場(東工大蔵前会館ロイアルブルーホール)とオンライン(Zoomウェビナー)によるハイフレックス開催で,学内外より83名の参加がありました。

シンポジウム冒頭,益一哉学長より開会挨拶があり,加藤由香里氏(本学 CITL 教授・副センター長)より,本シンポジウムの趣旨説明がありました。

講演セッションでは,4名の登壇者から大学院生の教育能力の育成の現状や事例をご講演いただきました。

吉良直氏(東洋大学 文学部 教授)からは,「大学院生対象の段階的な大学教員養成機能に関する考察-米国研究大学から日本への示唆」というタイトルで,米国での留学・勤務のご経験とTA研修やPFFなどに関する科研費による研究の成果をもとにご講演いただきました。

吉良直氏による講演の様子

続いて,Cross Jeffery Scott氏(本学 環境・社会理工学院 教授)とCarlon May氏(本学 CITL 特任専門員)からは「Tokyo Tech’s Graduate Student Assistant (GSA) Developer Program」と題して,本学のオンラインコンテンツ作成を支えるGSA 事業の取り組みについてご報告いただきました。

Cross Jeffery Scott氏,Carlon May氏による講演の様子

最後に,喜多敏博氏(熊本大学 教授システム学研究センター 教授)からは,「熊本大学が展開する教育改善スキル修得オンラインプログラムの紹介」という題目でオンライン・FD プログラムについてご紹介いただきました。

喜多敏博氏による講演の様子

後半のセッションでは,室田真男氏(本学 リベラルアーツ研究教育院 教授・CITL副センター長)より3件の講演の総括と,学びを支えるGSAの取り組みについて紹介がありました。その後,加藤由香里氏・室田真男氏の2名がモデレータを務め,登壇者を交えて大学院生の教育能力の開発・育成について議論しました。

パネルディスカッションの様子

最後に,井村順一理事・副学長(教育担当)より閉会挨拶があり,シンポジウムは盛会のうちに終了しました。

全プログラムを終えて行ったアンケート(41件/回収率49.3%)では,来場者の満足度は「そう思う」と「ややそう思う」を合わせて95.1%と高く,講演・パネルディスカッションともに有益であったことが見て取れました。自由記述には,「多様な視点からご講義や議論があり大変参考になりました」「自分も教員になった時,教育について何も学んでいない立場で学生を教えて良いものかと思ったことがあります」「合わせ鏡のように内省できる内容でした」等の感想が寄せられました。

講演動画

講演① 大学院生対象の段階的な大学教員養成機能に関する考察-米国研究大学から日本への示唆 [資料]

講演② Tokyo Tech’s Graduate Student Assistant (GSA) Developer Program [資料]

講演③ 熊本大学が展開する教育改善スキル修得オンラインプログラムの紹介 [資料]

講演総括 GSA制度の概要とリベラルアーツ研究教育院での実践 [資料]

お問い合わせ

東京工業大学 教育革新センター

TEL:03-5734-2993

E-mail:citl_sympo[at]citl.titech.ac.jp ( [at] を @ に置き換えてください)