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「COVID-19対応によるオンライン授業等の受講・学習・生活状況アンケート調査」 の結果について

学生の皆さんへ

理事・副学長(教育担当)

水本 哲弥

5月4日から開始した第1Qのオンライン授業の学生の状況を調査するため,「COVID-19対応によるオンライン授業等の受講・学習・生活状況アンケート調査」を実施しました。

概要は以下のとおりです。

【概要】

目的:第2Q以降のオンライン授業を改善するため

期間:2020年6月2日(火)~5日(金)

対象:全学生

回答状況:3,724名 (全学生の36.1%)

[内訳]

学士課程 修士課程 博士課程
1年 2年 3年 4年 1年 2年 1年 2年 3年
865名 684名 436名 242名 1,061名 262名 105名 48名 21名

アンケートにご協力いただいた学生の皆さんには,大変貴重なご意見をいただき誠にありがとうございました。皆さんのご意見のおかげで,今後の授業改善に大変役立つ調査結果を得ることができました。これからも,皆さんの貴重なご意見を授業改善に反映させていきたいと思いますのでご協力の程よろしくお願いいたします。

調査結果のうち,選択回答項目については,オンライン授業アンケート集計表をご参照ください。自由記述欄については,オンライン授業を積極的に評価するコメントとして,「授業によっては対面授業より良い」「集中しやすい」「質問がしやすい」「繰り返し学修ができる」「通学時間が節約できる」といったコメントが寄せられました。

一方で,アンケート実施直後の授業から早急な改善を望む意見,コメントもありました。これらの意見,コメントについては,授業担当教員の授業改善に役立ててもらうため,以下の7つの事項に整理し,第2Q以降の授業担当教員を含め,全教員に対して第2Q開始直前に通知したところです。このように,学生の皆さんがオンライン授業実施の改善に貢献くださっていることに対し重ねてお礼申し上げます。

【教員への通知内容】

1. 課題の量について

学士課程の多くの学生は,100分授業を1週間に10-15授業科目を履修しています。特に学士課程1年生は1週間に12-15授業科目を履修しています。通常の期末試験が実施できない中でご対応くださっているところですが,それぞれの授業科目で少しだけ課題の出し方・量に工夫くださいますと有難く存じます。また,大学院では,図書館が使えないのに課題が難しすぎるといった意見もありました。

2. 授業後のストリーミング視聴について

通信の乱れで聞き取れなかったり,わからない場合などがあり,録画した動画の視聴に対する要望が数多くありました。Zoom授業の大きなメリットですので,是非,積極的に授業の録画を活用してください。

3. 授業中の休憩時間について

集中して目が疲れるためなど,授業中に5分程度の休憩を入れてほしいという要望が数多くありました。是非,受講学生と相談しながら授業を進めてください。

4. 通信環境への配慮について

Google FormやZoomのチャット,投票機能を用いて制限時間を設けてテスト等を行うと,受講学生の通信環境等の違いによって学生間に不公平が発生する場合があります。成績評価に関わる回答を求める場合には,不公平が発生しないように,このような事情にも十分配慮してください。

5. ビデオON/OFFについて

Zoom授業は始まったばかりで,神経質になっている学生もいます。ビデオONは強要せず,本当に必要なときはしっかりと説明し,受講者の理解を得て実施ください。ビデオONにすることで通信環境が不安定になりやすいことも報告されています。

6. 成績評価について

学修の理解度に不安を抱いている学生がいます。成績の評価について丁寧な説明をお願いします。

7. 授業後の質問機会について

授業の内容によっては,授業を早めに切り上げて,その場で質問時間を設けるとよいかもしれません。

【集計資料】

オンライン授業アンケート集計表(学士課程1年)

オンライン授業アンケート集計表(学生課程2年~4年)

オンライン授業アンケート集計表(修士課程・博士後期課程)

【関連資料】

「オンライン授業および学習観・授業観に関するアンケート調査」の結果について (2020年8月実施)